「京都」のランドマークについて、ややつっこんで考える。

再び
京都のランドマークについて
考えたい。
月の都「京都」には
あの控え目な
色白の京都タワーがよく似合う..
と前に書いた。
そして、
東京タワーや東京スカイツリーと異なり、
まさに京都駅の
北の玄関口にそびえるという点で
ランドマーク性は高いと感じている。
一方、
歴史通にとっては
京都駅南側に
古のランドマーク
東寺の五重塔が起立している。
木造建築で国内最高峰のこの塔は
大阪方面から乗り入れる際
右回りで蛇行する新幹線の車窓に
威厳を漂わせながら
近づいてくる。
ただ残念ながら
東京方向からの視界には
入りにくいという点で、
ランドマーク機能として
やや欠点を有する。
しかし、
京都駅の南北に
現代と古の
両ランドマークを有するという
贅沢なレイアウトであることに
間違いはない。
それでも、
この二つが
京都のランドマークです…と
今ひとつ思えないのは
京都のいいも悪いも
そのおくゆかしさと自負心にあると思う。
あえて目立つことを嫌う文化だ。
「そんなとこで目立って何になりますのん..
別に東京の真似することおへんがな〜..
何事もほどほどでええのんとちゃいますか〜…」
そんな声が聞こえてきそうだ。

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