今年は
災害が
多い
TVを
見ていると
麦藁帽子の
おじさんが
「 わしゃあ もうここに
50年も 住んどるが
こんなこたー
初めてですわ! 」
と
目をむいて
語っている
気持ちは
分かる
しかし
相手は
46億年の
長きに亘って
大変動を
繰り返してきた
地球なのだ
例えば
46億年を
1年に比定すると
わたしの誕生は
大晦日の夜
11時59分59秒と
なる
否!
もっと
厳密に言えば
59秒38
辺りであろう
そう
たったの1秒すら
生きてないのだ!
そんな人間に
語られても困る!
と
地球は言うに
ちがいない
さて
近未来には
南海トラフ地震!
小氷河期!
ポールシフト!
など
喧伝されている
まさに
多士済々である
例えば
ポールシフト …
地球の地軸が
反転するらしいが
どんな風に
動くのだろう?
詩仙堂の
シシオドシのように
静寂の途端
. . . .
ポン!!
と
一気に
反転された折には
わたしは
土星まで飛ばされるに
ちがいない
さて
どこに
しがみつこうか?
部屋を
見回してみるが
しがみつく場所が
ない
しばらくすれば
ホームセンターなどで
ポールシフト用
しがみつき棒なるモノが
売り出されるに
ちがいないのだ 。