価格にだまされるなかれ ! すべては 己の想像力を 鍛える種 。

酒の
銘柄は

頓着
しない

以前
書いた

しかし

格付けに
若干

意識は
ある

例えば
赤ワイン!

先日

某スーパー
酒コーナーで

わたしは
立ち止まった

スペイン産

750㎖
通常ボトル

格付け
上位クラス

フルボディが

1本
289円 !!!

. . . ?

キミは
どうやって

日本まで
来たんだい?

ボトルを
手にとり

裏面を
見た

正規品
らしく

ちゃんと
ロット番号もある

葡萄品種は

TEMPRANILLO
テンプラニーリョ

あ、これか〜!

先輩が
「 天ぷらに いいよ 」


言ってたのは …

わたしは
篭に入れた

普段は
コンビニで

1本
648円の

高級ワインに
慣れているので

開栓に
少し緊張する

開けた!

口に
ふくむ

うぇ、
なんじゃ
こりゃあ!

腐ってるか
亜硫酸塩が多いか

一瞬
動揺する

素早く
裏面を確認

2016年産
とある

恐る恐る
飲み込む

. . .

おやっ!?

感性の高い
わたしは

もう

気付いて
しまった

これは
これで

旨い!
と …

まさに
数秒の間に

これを
飲酒する地方の

人の顔
気候
食材が

見えたような
気がしたのだ

飲食は
ことごとく

己の
好みに

合わせるのも
手だが

己を

飲食に合わせる
愉しみもある

また
悟らされた

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