わたしに課せられた 皮膚アレルギー体質という 個体差。

美容や健康について
考える時

頭をよぎることが
ある。

わたしは
幼児の頃から

皮膚アレルギー症と診断され

何が原因か知らぬが

木の芽時や
紅葉の季節に
野山で遊ぶと

全身に発疹が現れ
それは水泡と化し

激しい症状は
1ヶ月以上続き

完治には少なくとも
2ヶ月以上を要した。

高校3年の時には
最も酷い症状が現れたが

全身火傷に似た状態で

1ヶ月以上を
寝たきりで過ごし

耐えきれず
皮膚科医の往診を受けた際

ドクターは

寝床のわたしに
一瞬息を飲み

心底青ざめた表情で

ここまでの症例は初めてです . . .
と絶句した。

彼が玄関を去る時

我が両親に

もう少し放置していれば
命に関わるところでしたよ . . .

と諫言していたのを
記憶している。

そんな体質だったゆえ

わたしは極力
野山に近づかぬ生活を送り

主戦場を
グラウンドとし

サッカーに勤しんできた。

ここまで極度な
皮膚アレルギー体質の人は

わたしが知る周囲には
いない。

自分で言うのも
おこがましいが

わたしが結構
我慢強く育ったのも

案外
このアレルギー体質が
奏功しているのかもしれないなあ..

そんなことを思う
今日この頃である。

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