まったく私見的『美容』に対する想い その3

人体の外観は

三次元的
曲面合成であり

その優劣は
目につきやすく

われわれは

塗ったり
マッサージを
したりと

手間を
尽くしがちだ。

しかし

結局のところ
勝負は

栄養を
運ぶための

目に見えぬ
血管にある

冷静に考えれば
分かることだが

人は
この血管という

見えぬ部分の
想像性に

あまりに
疎い。

植物にせよ

水や養分を
運ぶための
葉脈が途絶えれば

光合成以前に

あっという間に
朽ちる

人も
同じこと

血管が途絶えれば

栄養も
酸素も届かず

細胞は
朽ちる

それが
シミやしわとなる

特に
顔相のように

ひ弱な
毛細血管の
累積した部位は
顕著だ

そして
その素肌以前に

毛細血管自体も

無数の細胞から
成り立っているという
事実に

意識が
及ばねばならない。

さて

難しいのは

血管を
大切にするとしても

それは
戦略でしかなく

具体的な
戦術となると

また
別の想像力が要る。

何を食べるか

どう
水分管理するか

どう
筋力をつけるか

答えは
果てしないのだ。

しかし

血管管理という
戦略を得ることで

戦術は
幾分
立てやすくなるはずだ。

いずれにしても

血管という

見えぬ部分への
想像力の差が

結局は

美容力の差を
分けることを
書いてみたかった。

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