この世は「偶然」と「必然」であふれている。

数年前

自宅にて
父を救急車に乗せ
救急病院へ
同乗した。

1本道の
高台にある自宅

出発して直後

引越し荷物を
道一杯に拡げたトラックに
通行を阻まれた。

数十年住んで
そんなトラックは
初めてだったが

よりによって
このタイミングか!

しかも
そのトラックは

救急車が
自宅に乗り付けた直後に
やってきたわけである。

わたしは

「偶然は必然」

という言葉を
思い出しながら

さも迷惑そうに
散乱した荷物を移動させる
ドライバーの姿を
残念に思った。

このことを思いだしたのは
つい今朝のこと

新幹線に
プラス1時間余裕をみて
在来線に乗ろうとした際

ホーム拡声器が
「線路上の安全点検」を繰り返し
電車の遅れを伝えている。

何が原因か
今どう対応しているのか
という行間は
一切アナウンスが
ない。

行間の告知で
こちらの対応も
決めることができるのに . . .

やはり
残念で仕方なかった。

性格が
全く異なるトラブルだが

当事者の対応が
適切であれば

「 お互い様 」と
納得できるのに。

この世は
不確定要素にあふれている。

予定通りに
事がはこんでいるときこそ
「偶然」と
考えるように
己を躾けている。

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