いまだ分からぬ . . . フランス女とは一体いかなる風情のお方?

フランス女は
クローゼットに

千着くらい
衣装をもってるのかと
思いきや

最近
なにやら

10着しかもたない
とか…

耳に届く。

残念ながら
お近づきになれた経験は
ないが

ちょっと興味は
ある。(笑)

なにせあの
滑舌の悪い言語と

強い香水の匂いを
耳元に感じたら

どんな気分に
なるのだろ〜?

しかも
フランス女は

急に
歌い出すのだ!

また
古い映画で
恐縮だが

若き頃
「シェルブールの雨傘」を
観たとき

ドヌーブのセリフは
全て歌だった。

う〜ん
もしかして

フランス女は
メロディーで語るのか!

本当かもしれない..

という感覚が
残った。

後年

たまたま入った
映画館で

「哀愁のパリ」
という

中年女性と青年の
情事という

フランス映画を
観た。

誰に話しても

さ〜?
という無名の作品。

ストーリーも平凡で
ど〜でもいい内容なのだが

わたしは
これぞ
フランス映画!


思ったものだ。

同時に

凛々しい青年が

中年女性に
溶けていくシーンを
眺めながら

これぞ
フランス女!


得心した。

歌ってこそ
いなかったが

女は
ミュージカルのように

男を
絡めとった。(笑)

服は10着でも

千着分の
エスプリを

持っているのかな〜?

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