ふと
タイトルが
浮かんだ。
あるニュースに接し
閃光のように
腑に落ちた。
本物は
単面ではなく
平面でもない。
バームクーヘンのごとく
極薄のレイヤーが
何層も積み重なり
円を成し
しかも
コンパクトディスクのごとく
恐ろしいスピードで回る。
回ってること自体は
側からは一切見えず
しかも
音も無い。
彼は一瞬にして
あまりに多くを悟り
あまりに多くの感情に
身悶える。
その結果
自ら傷つき
疲弊するが
その中から
俄然と
一つのテーマを
リリースする。
そもそも皆
起源、生立ち、
そして運命が異なる。
そんな世界で
言葉や文章は
ただの方便でしか無い。
それは百も承知の上で、
それでも紡ぎ出さねばならぬ
一つの言葉とメロディーがある。
それこそ真のロックだ。
わたしにとっては
学生時代から
魅了され続けてきた
一人のロックシンガー
ブルース・スプリングスティーン!
彼が
長年にわたり
鬱と闘ってきたことを
公表し
本にして出版すると言う。
ロックと鬱、
まさに多様性の海であり
表裏一体。
リバー
明日なき暴走
闇に吠える街. .
青春を
後押ししてくれた
彼の歌声。
心から
ソフトランディングを
願う。