そろそろ知りたい、あの世のしくみはどうなってるの?

よく見る夢のパターンがある。
あの世に召されて
天に昇っていくと
静かだと想像していたそこは
意外に慌ただしい。
たくさんの天使が
誘導係という黄色い腕章をつけ
「はい、並んで並んで〜」
と、蜂のように飛び回りながら
あふれかえる昇天者を整列させている。
天使ってこんな役回りなんだ〜
と思った矢先
パーンと背中を叩かれ
さらに整理券を掌に叩き込まれ
「前に詰めなきゃ〜」と怒鳴られる。
まだ自動改札化されてないらしい。
天使の目は血走り
その意識はすでに
背後の昇天者に向かっている。
ここも大変なんだ〜…
ため息と涙がでそうになる。
昇天者の列は
おしくらまんじゅうのごとく
行きつ戻りつ
全体としては前に進む。
やがて出国エリアのような
沢山のゲートが見えはじめ、
歓声や絶叫が聞こえてくる。
どうやらゲートごとに
来世の生物種が異なるらしい。
ひや〜っ、こりゃ大変なことになった!
周囲が猛烈なポジション取りに沸騰し始める。
ここも大変だ〜!
と息苦しくなったあたりで
目が覚める。

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