30年という隔世に  人々の経験と知恵が試されるときが  やってきたのか?


夜来の雨

朝七時

クルマで
コンビニへ

JR警報機が
鳴り始め

一瞬の
静寂

吐息で曇った
通勤電車が

駅に
滑りこむ

ふと
フラッシュバック ..

東京時代

東急東横線
日吉から

日比谷線
乗入れ

霞が関
下車

あの
人いきれ…

二日酔いに
一駅ずつ
乗り継いだ日

徹夜続き

会社に着いて
初めて

メガネの両眼が
ぬけ落ちていることに
気づいた日

当時のCM
「 24時間働けますか!」

今も鼓膜に
貼りついている

そんな
時代も

1901~2年か

あっけなく
終焉した

バブル崩壊

社会は
大きな痛手を
負った

わたしも
家族をつれ

敗残兵の
ごとく

着の身着のまま
地元へ戻った

あれから
もう

30年近くが
過ぎ去る

最近時々
考える

あのまま
働いていたら

高揚の中で

わたしは
死んでたんじゃ
なかろうか…

結局

バブル崩壊に
救われたのだろうか

. . . .

最近また
株価が上がっている

当時と違い

今や
ゼロ金利

そして
投資は

当時に
増して

海外大口
仕手戦だ

しかも

あの崩壊で

知恵を
つけているはずだ

ただ

30年という
隔世が

気にかかる

わたしは

食パンを
1袋買い

駅へ向かう
若者の背に

エールを
送りながら


繁茂する

我が家に
戻った

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