なに〜! 聖火台が無い〜!?

世の中は2020年の
東京オリンピックに向け喧しい。
候補都市の中から
「トキョッ」
と開催権を勝ち取り
関係者が大騒ぎしていた
あの映像からも随分経つ。
なのに、
散々コンペを繰り返したはずの
メイン会場設計図に
聖火台が無い〜!?
近頃のニュースでは、
なんとか担当大臣が
これからしっかりと議論して..
とニコニコしている。
こんな子供じみたことが
天下のニュースで流れて
いいのか。
政治的ニュアンスの内容を
書くつもりはさらさら無いが、
この件だけは承服できない。
しかも現デザインでは、
屋根が木造なため、
聖火台を置く位置を
苦慮している..という。
ど〜した、日本!
もし私が設計を任されたとしたら、
数多ある周辺対策、
規模と収益、
そして経年維持費を考慮しつつも、
設計家のロマンとしては
先ず聖火台をイメージし、
どのゲートからランナーを入れ
トラックをどう走り、
どう階段を駆け上り
どんなポーズで火を灯すか、
最重要課題の一つである。
前東京オリンピックには
すでに生を頂いていた一人として、
このニュースだけは
無かったことにしてもらいたい…
と、強く思っている。

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