『 いい女 』を考えると . . .  クリント・イーストウッドを思い浮かべる必然性

意味不明な
タイトルだ

しかし

とても
必然性がある

もちろん

パーン !
バタッ .. な

マカロニウェスタンの
彼ではなく

もちろん

ダーティーハリーな
彼でもない

それらが
無駄だと
言うのではない

その後半の
映画人生において

彼の定説を
裏切る

とてもいい前座だったのかも
しれない

そして

あの
金字塔

「 許されざる者」 以降

彼が

アクター

監督として

様々に
かかわってきた映画に

わたしは

特別なシンパシーを
感じる

興行として

扱いにくいテーマに
挑み続け

組織を
理解しつつ

組織を
離れ

結果

己を
通すという

ある種
理不尽 …

それは

いい女
そのものだ

彼は常に

ジャンルを超えて
試みる

なにをやっても
自然で

強い問題意識が
あり

かつ

自分を微塵も
固定化しない

彼は

限りなく
中性化し

薔薇のような
女になっていく

そう!

個を
選びとり

男と対峙する方法しか
なかった

女の歴史へと
近づいていく

彼の
私生活を

わたしは
知らない

しかし

歳を
拾うごとに

セクシーさを増す
彼からは

目が
離せない

マディソン郡の橋で
見せた

彼の

女以上に
女らしい姿が

彼の存在位置を
物語る

羽ばたけ
イーストウッド

もっと
いい女へ!

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